【原神】アンバー ストーリーまとめ
アンバー CV 石見舞奈香 | |
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誕生日 | 8月10日 |
所属 | 西風騎士団 |
使用武器 | 弓 |
神の目 | 炎 |
命ノ星座 | 子兎座 |
元気満々な女の子、騎士団で最も優秀で、最後の偵察騎士である。 |
キャラクター詳細
アンバーは、西風騎士団の偵察騎士である。偵察騎士がすでに没落した今でも、彼女は一人でその職務を全うしている。
初めてモンドに来た人でも、3日しないうちにこの炎のように熱い少女と打ち解けられる。
「鹿狩り」の看板の前、シードル湖の岸辺、風立ちの地のオークの木の上など、人が踏み込めないような場所でも、この機敏な赤い騎士はその足跡を残した。
そのため、彼女が目につけた「不審者」は、彼女の尋問から逃れることはできない。
キャラクターストーリー1
幼い頃から、アンバーはずっとパワーと元気に満ちている。
燃える炎のようなパワーを持つ彼女は、風のように素早く動き、目の前の困難を解決する。
しかし、溢れるパワーは時折、彼女を思わぬトラブルメイカーにしてしまう。
幼い頃のアンバーは、このせいでいくつもトラブルを起こした。鳥の卵を取り出そうとして、うっかりその巣を祖父の頭に落としたり、草スライムの葉っぱに火をつけ、暴れたスライムが狩人たちを驚かせたり、様々な問題を起こした。
しかし、トラブルを起こしたアンバーは、いつも素早く現場から逃げ去り、ベテランの偵察騎士でも彼女に追いつけないほどだった。
アンバーがトラブルを起こす度に、彼女の祖父はいつも何も言わずに、彼女のやらかしたことを片付けるのだ。
この言葉のない気遣いを、アンバーはいつもばつ悪そうに笑いながら、受け入れていた。
祖父が騎士団を去るあの日まで、アンバーは祖父が担ってきた「責任」を知らなかった。
キャラクターストーリー2
アンバーの祖父は璃月港から来た傭兵の頭領で、大陸を誇るキャラバン隊の護衛を担当していた。ある運搬任務で、キャラバンが巨大な魔物に襲われ、彼一人だけが西風騎士団の医師に助けられた。
故郷に戻る頭がないと思ったアンバーの祖父は恩返しのため、そのまま西風騎士団に加入した。
彼は騎士団のために偵察騎士小隊を作り、自ら騎士たちを訓練し、引率していった。
やがて、彼はこの土地で最愛の人と出会い、自分の家庭を作った。
時が経ち、幼いアンバーは偵察騎士を訓練する祖父の姿を眺めていた。朝になると木に登って、騎士たちの訓練を見て、夕方になるとこっそりと見たことを庭で復習する。
もちろん、アンバーの祖父はそれを知っており、自分の経験やコツを好奇心旺盛な賢い孫娘に教えた。
「モンドがわたしを受け入れたから、わたしはこの土地を守ることにした。いつか、お前も責任を背負う日が来る…かもしれないな」
頭をなでる祖父の手のぬくもりを感じながら、彼女は力強く頷いた。
キャラクターストーリー3
4年前の出来事をきっかけに、アンバーは大きく変わった。
あの日、彼女の祖父は騎士紋章と剣を騎士団に残し、何も言わずに去っていった。手紙も何もなかった。
元々、祖父に頼りっきりだった偵察騎士小隊は、支柱を失い散り散りとなった。
収穫のない任務を数回経た後、偵察騎士の存在感はますます薄くなった。小隊の制度は保てていたが、実際はすでに壊滅的な状況であった。
経験豊富な騎士たちは別の隊に異動するか、騎士を辞めて家に帰った。「偵察騎士小隊」のメンバーはどんどん少なくなり、日常の見回り任務もこなせなくなった。
更に悪いことに、去った祖父を「反逆者」だと考える人がいた。それにより、偵察騎士の評判はますます下がった。
当時、偵察騎士になったばかりのアンバーは、小隊の崩壊を目の当たりにし、初めて落胆と悔しさを味わった。早く一人前になりたい、本物の偵察騎士になりたいと彼女は願った。
きちんとした計画も、熟練の技もないが、彼女には自信と勇気がある。
彼女は偵察騎士を受け継ぎ、祖父の責任を受け継ぎ、この土地を守ることだった。
キャラクターストーリー4
アンバーの騎士団での生活は、最初からうまくいっていたわけではなかった。
幼い上に、祖父が行方不明になったばかりのアンバーは、よくベテラン騎士たちの世話になった。
しかし、この強がりな少女にとって、「世話される」ことは、自分がまだ半人前だということを意味する。
こうして、少女は自分自身に与えた責任を背負い、先輩たちに見守られる中、真剣に職務を行った。
やがて、ある魔物殲滅の戦闘で、先輩たちはアンバーの勇敢さと機敏さを目の当たりにした。
彼らはその時初めて、目の前の「少し腕の立つ女の子」が成長したことに気づいた。
しかし、沈黙や気遣い、そして皮肉に対し、アンバーの返事はいつも同じだ——
「先輩たちと比べてまだまだ経験が足りないけど、わたしは最も優秀な偵察騎士になるから!」
落ち込みも迷いもなく、彼女は自分の思いを素直に、率直に話した。
彼女は祖父の願いを絶対に裏切らないと、強く誓っていた。
キャラクターストーリー5
今のアンバーは依然、炎のような少女であり、果てしない情熱とパワーが燃え盛っている。
守られていた子供時代から成長し、祖父の教えを胸に、アンバーは今日も風に乗り、鷹のような鋭い目とウサギのような機敏さでモンドの自由を守っている。
「炎のような赤い騎士」は、モンドの誰もが知っている。
人々はあのやんちゃなアンバーが、頼れる守護者になることを喜んで見守っている。
「心配しないで、わたしは偵察騎士アンバーよ!」彼女は誇りは揺るがない。
「わたしは唯一で、一番優秀な偵察騎士アンバー!」
アンバーの冒険ノート
アンバーは毎日日記を書く習慣がない。特別なことがあった日だけがこの冒険日記の出番である。
「今日は魔鳥を捕まえた! 名前はラミなんだっけ。ここ3日はずっと追っていたから、今日はやっとちゃんとご飯を食べるようになったよ。魔鳥はずるいよ、茂る森に隠れていたの。でもわたしは諦めなかった! それとジンさんはご褒美として特別にわたしに一枚の羽をくれたの! これからは毎日腰につけるんだ、へへっ!」
「レシピ通りに6分焼いたのに、なんで表面が焦げたんだろう、でも中身は火が通ってない…火加減のコントロールが失敗しちゃったわけ? でもお腹が空いたから、明日もう一度やってみよう。いつか世界一美味しい焼き肉を作ってみせる! よし、決めた! 名前は、偵察騎士ステーキ!」
「今日は変な異邦人と出会った。最初は怪しい人だと思ったが、意外とすごくて頼もしい人だった。えっと…でも、もしそのようなすごい人が悪い人だったら困るね。あっ、ダメダメ、負けてたまるか! わたしも頑張らないと!!」
神の目
祖父の跡を継げば、祖父がモンドを離れた真相にたどり着けるとアンバーは信じていた。
だが、正式な偵察騎士になっても、彼女は祖父が別れを告げずにモンドを離れた真相を、明かすことができなかった。
祖父がアンバーに残したものはなかった。アンバーは自ら道を切り開くしかなかった。
あの日まで、アンバーは迷っていた。
彼女が、その後自分の宝物となる寓話の本を開く日まで。
「大事なのは、強き風ではなく勇気だ。それが君たちをこの世界で初めて飛ぶ鳥にした」
アンバーは気付いた。誰かの導きを持つのではなく、自分が勇気を持つ鳥になり、空へ羽ばたくべきだと。
「わたししかやらない」ことがきっとある。「わたしにしかできない」こともきっとある。
そのことを悟った瞬間、「神の目」がアンバーの腰に現れ、光を放った。