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【原神】煙緋(エンヒ) ストーリーまとめ

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煙緋(エンヒ) CV:花守ゆみり
誕生日 7月28日
所属 璃月港
使用武器 法器
神の目
命ノ星座 法獣座
仙獣の血が流れる聡明な少女。璃月港で有名な法律家として活躍している。

 

 

キャラクター詳細

璃月は契約と貿易を重んじる港町、故に富が集まる場所でもある。

様々な国の商人がここで商売を営み、璃月に繁栄をもたらしてきた反面、数々の争いも生み出してきた。そのため、「天権」である凝光が細かな法律を設定した。しかし、それに精通する者はごく僅か。

そこで誕生したのが「法律家」という職業である。法律家は璃月の法を熟知し、必要な人に代わって法的処理を行い、相応の報酬を得る。

煙緋は璃月で名高い法律家だ。彼女は常に法律の許す範囲内で、顧客に最大限の利益をもたらす。彼女こそが璃月の歩く「規則」と思う人も多い。

岩王帝君と契約を結んでいない極めて稀な混血の仙獣である彼女は、縛られることのない心躍る生活に憧れている。

そして、「璃月百法通則」を腕に抱え、法律家の仕事をしている彼女は、常日頃よりこのように考える——

「規則に縛られたくないのであれば、まずは規則を全て理解するべきだ。」

 

キャラクターストーリー1

璃月港で引く手数多の法律家、相談料も抜きん出ている。

それでも彼女を予約する人は後を絶たない。商人は調停に掛かる費用を気にしない。しかし誰が調停人になるかは気にするのだ。

「金は多く使っても構わないが、煙緋に頼まないと気が済まない。」と商人は皆口を揃えて言う。

大多数の人間が煙緋に抱く評価は頭の回転が速く、口達者。また、法律の基盤である「公平」を重んじている点を挙げる。

彼女が調停に入ると、そのほとんどが円満に解決する。敵対している商人たちも大人しくなり、敵意を収める。

岩神と契約を結んでいない彼女だが、璃月の平和に大きく貢献しているのは間違いない。

 

キャラクターストーリー2

優れた法律家である煙緋にも、苦手な分野がある。それが「民事訴訟」といった情や家族愛の絡んだ感情的な内容のものだ。

例えば離婚の際の財産分与、子供の親権、高齢者の扶養、家族との縁切り問題…等々。

家庭のいざこざを処理するのは難しいことだ。幼い頃から愛されてきた煙緋からすれば、なおさらである。また、彼女がこの分野に関する知識が乏しいのも事実。

過去の調停を振り返ると、双方とも筋が通っていると感じる時も、双方とも間違っていると感じる時もあった。親権の問題になると、どのように調停しても罪のない子供を傷つけてしまう。

結果、無理して調停を成し遂げ、煙緋はくたくたに疲れ果ててしまうのだ。

「みんな相性がいい人と結ばれて欲しい、こんなにもつらい事はもううんざりだ。」

キャラクターストーリー3

璃月で煙緋の顔が広い理由は、彼女の器の大きさが関係している。

彼女と会話する時、逆鱗に触れる可能性は一切心配しなくていい。話し上手であろうとなかろうと、彼女は全ての人と楽しく会話できる。

もちろん、彼女と討論をしないことと、彼女の前で法律を語らないことが大前提ではあるが。彼女が「仕事モード」に切り替わると、別人と感じるほど雰囲気が変わる。

また、長年法律を研究してきたせいか、煙緋は「細かく厳しい」。たとえ雑談であろうとも、話の中の矛盾と誤りをなくすため細かな説明が入り、話が長くなりがちになるのだ。このようなしゃべり方が相手を不快にさせていると気づいた時には、反省して本の角で自分の頭をたたく。

しかし、法律関連の著者に大量の時間を費やす彼女にとって、この習慣を直すのは至難の業だろう。

 

キャラクターストーリー4

法律の研究をする時、煙緋は条文を通してその背後に隠された意図を読み解く習慣を待っている。この影響から、人付き合いにおいて相手を理解することに煙緋は長けている。

例えばある日、旅人が煙緋と偶然出会った時、旅人は「ここで会えるなんて思わなかった」と挨拶をした。

本来、どこでも聞くような挨拶だが、煙緋は全く異なる意味を見出す。

「ここで会えるなんて思わなかった」ということは、旅人は彼女と会うことを「思った」ことがあると推測できる。

それなら「思わなかった」はどのように解釈すればいいのか? つまり、煙緋が現れるところに対して、旅人は「大まかな予想」があったと推理できる。

そして、実際はその予想が裏切られた。しかし、旅人の予想はどこから来たものなのか? 旅人が煙緋のことを常に「注目」していた可能性は?

「もしかして、ずっと私に興味を持っていたの…?」

その日の夜、煙緋は何度も寝返りを打ち、眠ることができなかった。

 

キャラクターストーリー5

煙緋が最も大切にしている物は、父親から譲り受けた竿秤。

一説によると、この竿秤は帝君から預かった宝物で、全ての物の価値を計ることができるという。煙緋はモラを分銅代わりに、すなわちモラで物の価値を量るようにしている。

もちろん時が経つにつれて、物の価値も変化し続けている。だが、竿秤はモラが生み出された当時の価値しか量ることができない。残りの部分は己の知識で判断する他なかった。

色んなものを計っていくうちに、煙緋は璃月の遷移を身をもって感じた。千年前にごく一般的だったものが、今では千金にも値するものになっている。

また、多くの物は俗世の価値観では測れないということを竿秤から教わった。

煙緋は「神の目」の価値を計ったこともある。しかし、どんなにモラを積んでも、竿秤は平衡にならなかった。

苛立ちを覚えた煙緋は、常に腰に提げている手写しの法典が入った箱を載せた。するとなんと、竿秤は水平になったのだ。

 

最後の法典

煙緋が集めている数多くの法典の中で、最も特殊な一冊。

数多とある分厚くて煩雑な法律書に比べると、この本は驚くほど薄くて軽い。

読んでみると、序言以外は基本的な法律理論が何条か書かれているだけだと気づくだろう。

煙緋からすれば、もしかしたらこれこそ法律の最終形態なのかもしれない。遥か遠い未来では、法律が人々の心に刻み込まれており、誰もが友好的で、謙虚で、楽しく暮らしている世になっているかもしれない。法廷の外はガラガラ、山のように重ねられた法典も歳月の埃に埋もれているそんな世に。

長い長い時が必要になるだろうが、仙獣の血が流れる煙緋であれば、そのような時代まで生きることはそう難しくないだろう。

「でもよく考えてみると、その時は仕事を失っているのでは…」

未来の自分は何をすればいいのだろう?

ある日、偶然辛炎のロックコンサートを拝見した彼女は、その場で新しい様式の芸術の虜となった。

しかし、ゼロからから楽器を学び始めるのは困難なこと。そのため、煙緋は様々な資料を研究し代案を考えた。

——もし本当にその日が来たら、ラッパーになるのがいいかもしれないと。

一時間以内に何万字もの璃月の法律を完璧に暗唱できる彼女は、少なくとも「早口」の面ではすでに達人の域に達している。

 

神の目

煙緋の父親は仙獣で、母親は普通の商人である。平和な時代に生まれた煙緋は、岩王帝君と契約を結んでいないが、両親と「楽しく生きる」という約束をしている。

煙緋は璃月港の法律家の頂点に立つ者、必要とあらば、法の抜け穴を突くこともある。それは自分のための場合もあれば、他人のための場合もある。

煙緋は規則を必ずしも遵守する性格ではない。彼女は規則に縛られることを嫌う。

彼女は自身の幸せを追求すると同時に、璃月を良くしたいと願っている。そのためには多少、法の目をかいくぐることもいとわない、しかし決して悪用はしない。

「天権」凝光が毎年法典を改定する際、煙緋のしたことを大量に参考する。煙緋は璃月に存在する法律の検査官みたいな存在なのかもしれない。

ある意味、煙緋は最小限の代価で、規則の改善に貢献している…これが法の抜け穴を突こうとも、彼女が罪に問われない理由の一つなのだろう。

「矩有らずして事為せず」を信望としているが、真に望むのは「心の欲する所に従えども、矩を踰えず」である。

煙緋は神の目を所有している。そしてその神の目は、彼女が信じている「規則」と等価である。

 

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