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【原神】スクロース ストーリーまとめ

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スクロース CV:藤田茜
誕生日 11日26日
所属 西風騎士団
神の目
使用武器 法器
命ノ星座 フラスコ座
この世界のありとあらゆるものに強い好奇心を抱く錬金術師。
研究分野は「生物錬金」

 

 

 

 

キャラクター詳細

スクロースは、天才錬金術アルベドのアシスタントであるが、研究の分野は大分異なる。

錬金術の本質の研究や新しい生命を作り出すことよりも、錬金術で現存の生物を改造し、世界をより豊かにすることが彼女の研究分野だ。

彼女は、若くして数々の功績を成した。特殊な薬剤を散布し、スイートフラワーの花蜜の生産高を7割増やした。開発した特殊スプレーを使えば、採れた夕暮れの実を丸一ヵ月新鮮な状態に保つことができる。

スクロースの研究に疑問を持っていた人も彼女の成果を見れば、彼女の卓越した天賦の才を認めざるを得ない。

だが、スクロースにとって、これらの実験の結果は成功とは言えない。ただの偶然だった。彼女の目標はもっと壮大だ。

この目標は彼女の秘密であり、彼女の小さなロマンでもある。

 

キャラクターストーリー1

「生物錬金」の数々の課題は、スクロースの万物に対する疑問から生まれる。そして、その疑問は彼女の旺盛な好奇心から生まれるものだ。

スイートフラワーのような砂糖の原料に使われている何も変哲もない植物でも、スクロースの好奇心からは免れなかった。

スイートフラワーの最大の特徴は、その生まれつきの甘味だが、それ以外に使い道はないかとスクロースは思った。

そして、彼女はスイートフラワーの観察を始めた。三十種類以上の栽培方法を計画し、さらに天気や気温などの条件によって、対照群を設定した。

しかし、計画が変化に追いつくことはない。実験が始まると、疑問が減る所が、どんどん増えていった。そして、実験によって生まれた新しい現象かた、更に閃きを得る。

スクロースは疑問を無視できない。でないと、罪悪感を覚えてしまうからだ。実験が進み、最終的に栽培の数量は約300種類まで増えてしまった。

こうして、数々の新種のスイートフラワーが開発された。花びらが元の大きさの3倍あるものや、花びらが元の5,6倍大きくなった上、風に乗り飛べるようになったもの、甘くて美味しい実がなるものなどだ。

数ヵ月に渡った実験を通し、スイートフラワーについての疑問を全て解決した。実験記録の整理が終え、彼女はほっと一息を吐いた。

心身とも疲れ果てていたが、三面の壁に貼り付けた生物実験の記録集を眺めると、やはり楽しい時間であったとスクロースは再確認した。

 

キャラクターストーリー2

他人からすれば、スクロースは内向的で、口数が少ない、他人に興味を示さない錬金術師だ。

だが、実のところは真逆である。スクロースは全てのものに対して、強い興味を抱いている。だが、彼女にとって錬金術と比べると、人との接し方はあまりにも複雑だ。

錬金術は、実験を積み重ねていけば、いずれ答えにたどり着く。しかし、人間関係においては「礼儀」「感情」などデータ化できない要素が多々あり、試行錯誤する機会もない。

そのため、スクロースはなるべくこういった不安要素を避け、自分に慣れた方法で好奇心を満たすようにしている。

例えば、スクロースはいつも、キャッツテールのバーテンダーで、同じ獣耳を持つディオナと自分とは、同じ遺伝子を持っているかどうかについて知りたがった。

普通の人なら、直接相手に質問するだけで答えを得られるだろう。しかし、スクロースはこのような質問は、失礼ではないかと心配してしまう——もしかしたら、彼女は自分の耳について触れられるのが好きではないのかもしれない。

そして、スクロースは自分の得意とする方法——観察で、疑問を解消することにした。

丸一ヵ月、ディオナはずっと誰かに監視されていると、なんとなく感じていた。そして、酒場の客に尾行しているのかと怒っていた。

「遺伝子の原理は似ているが、根源は違う。猫との関連性については研究する価値がある。注:骨は暫く入手できない」

この結論は最近、研究の成果としてスクロースのノートに記入された。

おまけの成果と言えば…

最近、猫の萌えポイントを理解できたスクロースは、猫耳のメガネを作った。しかし、恥ずかしいため、彼女は自分の部屋以外の場所では、つけないようにしている。

 

キャラクターストーリー3

スクロースは3日に1度、夕方の時間帯に社交活動に勤しむ。彼女にとって、これは貴重で盛大な活動だ。

彼女は順番通りにモンドの肉市場、冒険者協会、そして清泉町の狩人の家に行き、ある特殊な素材を集める。

「こん、にちわ、す、…すみません、あの、私は…新鮮な、えっと…できれば…血のついている肉付きの骨がほしいんだけど」

最初、みんなは彼女の異常さを怪しんだ。だが、次第に彼女に慣れてきた人々は、彼女のために新鮮な骨を取っておくようになった。

今回は大収穫だ。普通の鶏骨と豚骨以外に、完全なトカゲの骨と血が滴るヒルチャールの足骨を手に入れた。

珍しい骨に目がないスクロースは、何度も冒険者協会のキャサリンにお礼を言った。

これらのレアな骨は、スクロースの好奇心を満たすと同時に、組み立てる過程で新しいインスピレーションを彼女に与えるのだ。

だが、一番重要なのは、骨集めがスクロースの熱狂的な趣味であるという事だ。

ある日、スクロースは偶然、子供を叱っている母親の言葉を耳にした。

「お母さんの言うことを聞かないと、とてもとても怖いおばあちゃんが、麻袋を担いでうちにくるよ。そして、あなたの骨を抜き出して全部持って行ってしまうよ」

好奇心に駆られたスクロースは、その話が本当かどうかを検証した。結果、子供を驚かすこの怪談は、スクロースが生まれる前からすでに存在していたものだった。

真相を知ったスクロースはほっとした。

――あれから、人々はある変化に気づいた。疑われないためか、それとも恥ずかしさからか、スクロースは今まで使っていた麻袋を革袋に変えたのだ。

 

キャラクターストーリー4

アシスタントとして、スクロースはいつも全力でアルベドの手助けをしている。課題の内容は難しいが、いつも勉強になった。

5日も続いた実験が終わった後、アルベドは体力の限界を迎えたスクロースに、一週間の休暇を与えた。

スクロースはこれを機に、体調を整えるつもりだったが、目覚めた時に、逆に違和感を覚えた。

朝食は目玉焼きとソーセージ、そしてコーヒー1杯。特に変わったものはないし、全て研究したことのある食べ物と飲み物だ。

日光を浴びながら本を読む。これもごく普通で、研究した中で最も良い休日の過ごし方の一つである。本もすでに一度読み終わったもので、疑問に思ったところも全部調査済みだ。

洗濯、掃除、家の片付け、どれも何の変哲もない事である。清潔な環境は気分を安らげてくれる、これは疑いようのない事実だろう。

——半日が過ぎたのに、疑問に思うところがなかった。

退屈、煩悶、焦り、全く落ち着かないスクロース

何でもいいから、スクロースはとにかく研究したかったのだ。この際、ベランダに飾ってある花についてでも構わない。

しかし左側のイグサも、真ん中のスイートフラワーも、右側のセシリアの花も、どれも既に研究し尽くされていた。

結局、自暴自棄になったスクロースは無理やり眠りにつき、翌日の早朝に実験室に向かった。

「実験も問題もない日は休みじゃなくて拷問よ!」

 

キャラクターストーリー5

スクロースの子供時代は、多くのモンド人と同じようなものだ。仲のいい両親と気の知れた仲間——どれも平凡だが、美しいものだ。

子供時代で一番印象深い出来事は、あの「仙境」の物語だ。

テイワット大陸の一角には、誰も知らない秘境が存在する。そこには、数百メートルの高さもあるピンク色の花やあっちこっちを飛ぶ小さな妖精、そして無垢なユニコーンが生成している。

スクロースと二人の親友は、「仙境」に行けば、永遠の喜びと幸福を手に入れられると信じていた。

時が経ち、一人の仲間は冒険者である両親と遠くへ行き、二度と帰って来なかった。

もう一人の仲間は、家庭環境に大きな変化があった。父は病気で亡くした影響で性格が豹変し、スクロースへの連絡も途絶えた。いつか、また三人で会おうという約束も、虚しい言葉に変わった。

あの時、スクロースは今までに感じたことのない孤独感を覚えた。まだ一緒に「仙境」にも行っていないのに、なぜこんなことに…

二度と会うことがなくとも、かつての仲間のために何がしたい。そう思っていた時、スクロースは本の中で、錬金術の存在を知った。

「仙境」の入口すら見つけていないが、スクロースは自分が「仙境」の創造者になるのだと気づいた。

彼女は「生物錬金」に打ち込み始め、自分の強烈な好奇心と尽きない情熱を注いだ。

彼女はまだ、「仙境」と友情の秘密を誰にも告げたことはない。

「仙境」が本の物語から現実世界に出てきたとき、彼女の仲間は帰ってくるのかもしれない。

 

三式霧氷花十七号拡大版

「仙境」に相応しい生き物を選ぶことについて、スクロースは厳しい基準を設けていた。それを満たした実験の成果には「成功」のラベルが貼り付けられる。

当初、彼女は物語を真似て、全ての生物にロマンチックな名前をつけるつもりだった。だが、いざその時になると、思いのほかに苦戦した。

長い間、学術研究に携わっている彼女は、名付けに関してもロジックを重視する。

名前の一部に「草花」とあれば、「草の上に生える花」を意味する。「花草」なら「草の下に生える花」を意味する。「草草花」は「たくさんの草の上に生える花」のことだ。

こんな「仙境」感に欠ける名前は、スクロースが実験より数百倍も長い時間を費やし、やっと思いついたものだ。

その後、彼女は名付けを諦め、代わりに実験記録集のコードネームをそのまま名前にした。名前にしては少し長すぎるが…

「仙境」の創造者として、どんな名前をつけようが、スクロースの自由なのだ。

 

神の目

スクロースと「神の目」巡り逢いは、何の変哲もないとある午後の出来事だ。その時、彼女は丹念に配合した緑色の錬金溶液を大鍋に入れ、159回目の蒲公英の種を煮込む実験を始めようとしていた。

しかし、鍋が急に突沸し、一瞬で部屋が蒸気で満たされた。スクロースは中身の変化を確認しようと慌てて鍋に近付き、興奮のあまりに、鍋の縁に両手をかけてしまい火傷を負った。

残念なことに、今回も蒲公英の種は焦げた塊になっていた。しかし、その黒い塊の中央に、新たに生まれた「神の目」が静かに横たわっていた。

スクロースは少し考えると、鍋に残った溶液と「神の目」を一緒に煮込み始めた。

彼女は、蒲公英の種と「神の目」の間にどんな反応が起こるのかを知りたかった。

しかし残念なことに、三時間煮込んだ後、実験は失敗に終わった。

しかし、スクロースは大きな収穫を得た——「神の目」が提供する元素力。それは今でも、彼女の「生物錬金」の道において、重要な役割を果たしている。

 

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