クレー
あっ、栄誉騎士のお兄ちゃん!
選択肢「お話しよう。」
うん、する!
選択肢「ドド大魔王について…」
ドド大魔王は悪者だから、栄誉騎士のお兄ちゃん気を付けてね! まだ大魔王には会えてないけど、ドドコはクレーがちゃんと守ってみせるよ、誰にも渡さないんだから。
たとえ大魔王がドドコの…ドドコのおじいちゃんやお兄ちゃんだったとしても…ドドコが誰であろうと、クレーは負けない!
選択肢「この島について…」
クレーここ好きだよ!
砂浜があって、海がある…バーバラお姉ちゃんがくれたバドルドーに、他にも面白いものがたくさん…それにみんないる! と―――っても楽しいよ!クレー幸せ!
選択肢「クレーについて…」
実はね…クレーちょっと怖いんだ…もしクレーが失敗したら、ドドコと離れ離れになっちゃう…栄誉騎士のお兄ちゃん、ドドコを守ってくれる?
選択肢「うん」
本当? それなら、クレーもドドコも安心だね。えへへ…ありがとう!
選択肢「今日の出来事について…」
うんとね…クレーまだ分からないことだらけだけど…でも、みんな来てくれた。それにアルベドお兄ちゃんとレザーも! クレー嬉しいな。えへへ…お友達がいっぱいだといろんなお遊びができるね。クレーみんなと一緒にいるの大好き!
選択肢「邪魔しないでおくよ」
うん、もしお魚をドカーンしたくなったら、クレーのとこまで来てね!
第四幕
ママはこの世界で一番すごい人だよ、アルベドお兄ちゃんも認めるほどにね!ママ、みんなのこと知ってたから、きっと栄誉騎士のお兄ちゃんのことも知ってる。だって、ママはなんでも知ってるから!
今度ママが帰ってきたら、クレーと一緒に会いに行こう。ママ優しいから、栄誉騎士のお兄ちゃんも絶対に好きになると思うよ!
ジン
夜の海は綺麗だな。
選択肢「お話しない?」
ああ、旅人はどんな話がしたい?
選択肢「騎士団の仕事について」
仕事なら、リサが代わりにやってくれているから問題ないだろう。彼女が本気を出したら、右に出る者などいないからな。だが、事あるごとに彼女には面倒をかけてしまっている。いつも申し訳ないと思っているんだ…だから、日頃の感謝を込めて、プレゼントを贈ろうと思っている。幸い、リサの好みならよく知っているからな。
選択肢「この島について」
こんな島は初めてだ。何だか不思議な感じだよ…危険が潜んでいると知りながら、ここの美しさに魅了されている。言葉では言い表しにくい魅力があるんだ。ここに来てから、徐々に未知なるものを求める冒険者たちの気持ちが分かってきたよ。
旅人、君も冒険者なら、私の気持ちを理解してくれるだろう? 無論、安全には十分配慮するがな。
選択肢「ジンさんについて」
実は、つい最近気づいたんだが…私は少々…息抜きをすることに対して無頓着なようだ。すまない、上手く言えないんだが…旅人、一つ聞いてもいいだろうか?
選択肢「うん」
私は、真面目過ぎるのだろうか? だから、いつも皆から休むよう言われるのだろう…申し訳ない気持ちでいっぱいだ。
選択肢「いや、ジンさんはそういうところが可愛い」
え? わ、私の性格が可愛い…? そうやって、いつも君は優しい言葉で私を慰めてくれるのだな。ありがとう、旅人。なんにせよ皆の好意は十分に理解した、ちゃんと体を労わることを覚えるよ。
選択肢「今日の出来事について」
まさか、ここで皆と一堂に会するとはな…このように考えていいかは分からないが…クレーがすごく楽しそうだ。元々賑やかなのが好きで、やんちゃな子なんだ。今回は思う存分、遊ばせてやろう、私は護衛役に徹する。
それにしても…本当に綺麗な景色だ。この海を眺めた皆が、幸せと安らぎを感じてくれるといいな。
選択肢「邪魔しないでおくよ」
ああ、お休み。
第四幕
ここのすべてが、アリスさんの手によるものだったとは。真実を知ってからか…周りの景色も何だが可愛く見えてきた。夏に相応しい最高のプレゼントだな。
あ! そう言えば、そろそろクレーと一緒に魚を捕る約束を守らなくては。旅人も一緒にどうだ?
ガイア
おっ! ちょうどいいところに来たな、旅人。クレーにトカゲを捕まえに行こうって誘われたんだ、お前も興味あるか?
選択肢「お話しよう」
ああ、いいぞ。トカゲを捕まえに行くまで、まだ時間がある。空き時間を有効利用しよう。
選択肢「ここに来た理由について」
やれやれ、今「ガイアがこの機に乗じて、またサボろうとしてる」って思ってるだろう? ははっ、そんな風に思ってもらっちゃ困るな。俺がここに来たのには、ちゃんとした理由があるんだよ。
普段、俺はあらゆる事件の後始末を担当してる。だが、今回は状況が特別だろ。ほら、代理団長だけでなく、騎士団の元騎兵隊長までいる。つまり、俺が手を出すまでもないってわけだ。だから、今はこの貴重な時間を大切にすべきだと考えてな、夏を満喫しようとしてるんだよ。
選択肢「この島について」
ホント、綺麗なところだよな。この絶景の前では、それに見合う態度でいるべきだ。
……波の音を聞きながら過去を振り返るのも…悪くない。
選択肢「ガイアについて」
俺か…今、ふと思ったんだが。人間って成長を逆行できたらいいと思わないか? 子供に返って、大人の悩みから解放されるんだ。クレーのように、自由奔放に振る舞える…
はははっ、お前はどうだ?
選択肢「今日の出来事について」
どうした、ディルックの辛気臭い顔でも気になったのか?
あいつはここ数年、ずっとあんなだよ。いろんな感情を抑え込んでいる。そういう訳だから、あいつのことはただの背が高いだけの子供だと思っていいぜ。俺から言わせれば、いつまでも子供のように生きていけるのは、正直羨ましいことだけどな。
ん? はははっ、まさか、これは別に悪口じゃないさ。大人といい、子供といい、この島には世話の焼けるヤツらばっかりだ。
選択肢「邪魔しないでおくよ」
もう行くのか? ゆっくり休めよ。
第四幕
まさか、差出人がアリスさんだったとはな。道理であんな変な手紙だったわけだ。アリスさんはとても面白い人だ、機会があったらお前も会ってみるといい、きっと損はしないぜ。
たまにトラブルを起こすが…愉快なトラブルは嫌いじゃない。ん? 差出人の正体にとっく気づいてたんじゃないかって?
ははっ…そんなことないさ。俺ほど純粋な人間はそういないだろう? 最後の最後まで騙されてたさ。
ディルック
こんな夜更けに海辺を歩いていると、少し寂しく見える。
選択肢「お話しよう」
いいだろう。
選択肢「怪しい手紙について」
最初に受け取った時から怪しいと感じていた。だから、念のため他のヤツにも聞いたんだ。結果は予想通り、手紙を受け取った人間は僕だけじゃなかった。
明らかにこれは計画的な行動。ここに来たのは、相手の目的をはっきりさせるためだ。僕がいる、君は安心してくれ。
選択肢「この島について」
まさか、こんなにいい景色を楽しめる島だったとはな…夜の海辺を歩くと、まるで休暇を過ごしに来たんじゃないかと錯覚してしまう。これも僕たちを油断させるための罠なのだろうか?
選択肢「ディルックについて」
僕? 僕のことは、別に気にする必要はない。それよりも、君の方が心配だ。どうだ? この島で不自由はないか?
選択肢「大丈夫」
そうか、もし助けが必要な時は、いつでも僕を呼ぶといい。それと何か手掛かりを見つけたら、僕に教えてほしい。そうだ…さっきクレーに魚を捕りに行こうと誘われたんだ。良かったら、君も来ないか。
選択肢「今日の出来事について」
今日? …ああ、あのことか。くだらないことだ、別に気を遣う必要はない。ガイアのヤツ…ここに来てからずっと浮かれてるだろ。何年も経ってるのに、子供の頃から夏が好きなんだ、あいつは。
選択肢「邪魔しないでおくよ」
ああ、お休み。明日に備えておけ。
第四幕
やはり、あの女性の仕業だったのか。モンド城でこんな真似をできる人は、あの詩人を除いたらアリスさんしかいない。あの手紙は招待状代わりだった。つまり、ここにいる全員は招かれた客。
はぁ…彼女の中では僕たちもまだ子供なのだろう。子供扱いされるのは久しぶりだ、ふん。
アルベド
ん? キミか。散歩でもしているのかい?
選択肢「お話しよう」
いいよ、話題はキミに選んでもらおうか。
選択肢「龍に乗った感想について」
これまで様々な研究をしてきたが、今回みたいに龍の背に乗って飛ぶなんてこと…初めての経験だよ。いい体験をさせてもらった。空を飛んでいると、風圧のせいで話し声が聞こえないんだ。会話するには声を張らないといけないと知れたよ。
あんな風に会話するなんて滅多にないから、新鮮で面白かった。話題の方は、まあまあってところだったけど。忘れられない思い出だ。
選択肢「この島について」
この群島は非常に特別なものだ。まるで特定の時間にだけ封印が解かれる秘境のようにね。なのに、島には人の痕跡がある。さらに、それ意外の生命も…ここに着いてからずっと考えていた、生命に限りはあるのかと。どんなに孤独な地でも、生命は存在するのだろうか?
選択肢「アルベドについて」
ボク? ボクは平気だよ、心配してくれてありがとう。キミこそ大丈夫かい?
選択肢「悪くない」
ああ、ならいい。ここはスケッチの意欲をそそられる景色で溢れている。もしキミも見たいなら、連れていってあげよう。
選択肢「今日の出来事について」
特に気にするようなことはなかったと思うが…ん? まさか、ボクが一人で先に行ったことを言っているのかい?
あれは個人の選択に過ぎない、気にするな。ボクはたまに一人になりたい時があるんだよ。人との交流は精神をかなり浪費する…交流相手を選べるのだとしだら、やはりキミがいい。キミは聡明な人間だ、ボクはそういう人と会話するのが好きなんだ。
選択肢「邪魔しないでおくよ」
そうか、お休み。
第四幕
そんな目で見ないでくれ。最初から答えを知っていたら、ゲームは面白くなくなるだろう。この島はクレーにぴったりだ…それにキミともね。
そうは思わないかい? 夏、群島、海…小さな海上の楽園だが、旅に疲れた旅人の憩いの場にもなる。キミが、ここで良き夏を過ごせることを願っているよ。
レザー
あっ…お前。魚やる…食うか?
選択肢「お話しよう」
オレ…上手くできない…でも、やってみる。
選択肢「匂いについて」
匂い…強烈。空まで…届いた。だから…飛び降りた…ここ、しょっぱい…あと、木、草、果物。お前からは…いい匂いがする。
選択肢「この島について」
水…多い…右も、左も…全部。でも…泳ぐの好き。
選択肢「レザーについて」
オレ…心配だったから…来た。うん。今…お腹空いてる…魚と…肉…食べたい…
選択肢「今日の出来事について」
今日…探しにきた。無事で…よかった。ケガ、気を付けろ! 心配…怖い。オレが…みんなを守る。
選択肢「お腹空いてないから大丈夫」
ん…分かった。
第四幕
よく…分からない…でも…あたたかい。ふわふわの…布団みたいに、柔らかくて、あたたかい…これが…ママの感覚? ママもルピカ…とてもいいもの。
バーバラ
栄誉騎士、ちょうどいいところに! 一緒に海を見ない?
選択肢「お話しよう」
うん、いいよ。どんなお話しよっか?
選択肢「バドルドーについて」
一度は耳にしたことがあると思うけど、モンドにはね「バドルドー祭」っていうお祭りがあるの。毎年お祭りの時期になると、モンドの人たちが色鮮やかなバドルドーっていう球を投げてね、風神を祝福するんだ。子供からお年寄りまで楽しめるお祭りなの!
クレーってバドルドー祭が大好きなんだけど、まだ開催まで日があるから…私が特製のバドルドーを作ってあげたの。これでクレーが笑顔になってくれたら嬉しいな。あの子が笑っているところを見ると、私もつい笑顔がこぼれちゃうんだ。
選択肢「この島について」
お姉ちゃんは警戒を怠るなって言うけど…私、この島のこと結構気に入ってるんだ。夏の夜空に星が輝いてて、こうやって砂浜に座りながら、さざ波に合わせて歌を歌ったら…なんだか、ロマンチックだと思わない?
それにあなたもここにいる…この夏はひと際特別なものになったな。
選択肢「バーバラについて」
え? 私? 私ね…実は…その……本音を言うとね。みんなが危険な目に遭うんじゃないかって心配はあるんだけど、この機会にみんなと一緒に遊べたらなとも思ってるの…わ、笑わないでね? 祈祷牧師なのにこんな遊びたがるなんて…
選択肢「そんなことはないよ」
ふぅ…よかった。
選択肢「今日の出来事について」
まさか、他の人もこの島に来るなんて思わなかったよ。一気に穏やかになったよね。これを機にみんなと仲良くなりたいなぁ、特に…お姉ちゃんと。
お姉ちゃん、いつも忙しくて、なんでもかんでも自分一人で背負っちゃうんだよね。だから、お姉ちゃんにはもっと自由で、楽をしてほしいの…せめて私がいる時は笑顔が増えるといいな。何か歌ってあげたら喜んでくれるかな? う~ん…
選択肢「ちょっと行きたいところが」
そっか。うん、じゃあまたね!
第四幕
不思議…この島そのものがプレゼントだなんて…何だか感動的だったな…私とは直接関係ないのに、心が温かくなっちゃった。
血の繋がりがなくとも、傍にいれば大事な人になれる…大切なことを色々学べた気がするよ。