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【原神】 九条裟羅 ストーリー まとめ

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九条裟羅 CV 瀬戸麻沙美
誕生日 7月14日
所属 天領奉行
使用武器
神の目
命ノ星座 羽団扉座
天領奉行」の大将。果敢かつ勇猛である。九条裟羅には天狗の血が流れている、幼い頃から九条家の養子として育てられ、それ以来、天領奉行の一員として活動している。

 

 

キャラクター詳細

九条裟羅には天狗の地が流れているが、彼女は天狗のように森や山に住んでいるわけではない。彼女は幼い頃から九条家の養子として育てられ、それ以来、天領奉行の一員として活動してきた。

天領奉行は「三奉行」の一つで、稲妻の治安維持を担当している。現在、裟羅は天領奉行の将領として、稲妻城の安全確保という重要な任務を担っている。

彼女は仕事をきちんとこなし、部下に良い手本を示すことを常に意識している。どんなに困難な課題でも、天領奉行の管轄内であれば、裟羅はすぐに解決することができる。

普段の裟羅は笑顔が少なく、迅速かつ毅然とした態度で任務を遂行するため、多くの稲妻人は彼女を近寄りがたく、冷徹な軍官だと考えている。

しかし、対外的には冷たくとも、内には熱を秘めている裟羅のような人間には、その評価は表面的なものに過ぎないのかもしれない。

 

キャラクターストーリー1

稲妻では、「永遠」を追求する雷電将軍の意志を表した「目狩り令」があり、裟羅はそれを執行している中心人物である。

裟羅は、「神の目」が邪な心を持つ者の手に渡れば、稲妻の基盤を揺るがすことになると考えている。そういった点から言えば、「目狩り令」は必要だと思っているのだ。とはいえ、裟羅はどんな手段を使ってでも目狩り令を執行するわけではない。

それにより、必然的に稲妻の民が影響を受ける場合、彼女は最大限の忍耐と誠意をもって、将軍様の長さを見据えた考えを理解させようとする。

また、令状の執行という名目で一般市民を傷つけたり、弄んだりする行為も明確に禁止した。なぜなら、そのような悪しき行為は、神の威名に泥を塗ることだからだ。

残念ながら、神の崇高な理想は、人間には理解しがたいものだ。それ故、憤りが生じ、一致団結して抵抗の道を選択する。

このように、行動を起こさざるを得ない状況では、裟羅は武力を行使する前に、無力なため息をつくことが多い。

 

キャラクターストーリー2

九条裟羅の統率力によって、幕府軍では、恐れを知らない兵士たちが一致団結している。

戦線の調査、訓練計画の立案、武器や防具の選定…裏方で戦略を練ることを好む多くの将とは異なり、裟羅は自ら実行する場合が多い。

裟羅は自分に厳しく、一般兵士の10倍以上の厳しい訓練を行っている。夜になって世間が寝静まっても、道場には裟羅が弓を引く音が響いている。

戦場では、常に槍の穂先に立ち、絶対的な英姿と闘志をもって部隊を率いてきた。

戦いが終われば、自ら負傷者を見舞い、功績に応じて褒美を与えたり、罰を与えたりする。彼女の手にかかる戦闘はすべてうまく管理されており、ミスはほとんど発生しない。

裟羅の部隊の兵士は、彼女の言動を毎日のように目の当たりにしている。彼女と共に戦い、高く評価しなかった者はいない。

 

キャラクターストーリー3

訓練以外の時間でも、裟羅は自身の厳しさを日常生活に取り入れている。

彼女の人生は、ある種の永遠、不変の規則に従っているように見える。決まった時間に起き、決まった時間に訓練し、決まった量の食事を取る…

訓練から食事まで、裟羅は己の視点を持ち、己が作った基準をとことん追求する。

「細々とした日用品は分類し、家具は真っ直ぐに並べる。隅々までほこりがあってはならない。」

これは、自室に対する要求である。

彼女はこれらの雑務も訓練の一環と考えているため、使用人の助けをあまり求めていない。

とはいえ、使用人たちが黙って見ているわけがない。彼らは裟羅に会うたびに、掃除道具を置いて欲しい、自分たちに任せて欲しいと懇願した。

断ることを諦めた裟羅は、扉を閉めて掃除をするようになり、部屋の外に以下の文言を貼った。

「修行中だ、邪魔するな。」

 

キャラクターストーリー4

人間と共に育ったとはいえ、裟羅は天狗の習性を持っている。たまに天領奉行所を離れるが、そのほとんどは山に行くためである。

彼女は山に詳しく、人間の物語ではあまり語られることのない、多くの妖魔を見てきた。

その中には、凶暴で邪悪なものも多いが、何の害もない小さな妖怪もいる。しかし、裟羅にとって、それらは形態上の違いに過ぎない。

奉行所に、犯人不明の強盗事件が頻発していた時期があった。裟羅が警戒しながら森の中を散歩していたとき、盗品を背負いながら焦る妖狸に気が付いた。

妖狸の本姓は悪ではない。彼らはただ食いしん坊であったため、食べ物を盗んでいただけなのだ。

妖狸を捕らえ、窃盗品を取り返した裟羅は、このように言った。

「山に隠れていても、裁きからは逃れられないぞ。二度と民に迷惑をかけるな、さもなければ…」

怯え、骨の髄まで冷え切った妖狸たちは、うなだれて片隅に丸まってしまった。以後、この約束を守り、二度と悪事を行わぬようになった。

そして、恐ろしい警告を口にした裟羅は、あれから修行に出かけるときに、長期保存が可能な野菜や果物を持って行くようになった。道中、妖狸たちに食べ物を配るのだ。

彼女は何の説明もせず、これを贈り物だとも思っていなかった。強いて言えば、悪の道から更生した者への慰めのようなものなのだろう。

 

キャラクターストーリー5

養子になってから、裟羅は幕府の兵士と一緒に訓練を受けていた。一時期、兵士たちは裟羅を若い男の子だと思い、世話を焼いていた。

人と接することを少し怖がっていた裟羅は、周りの面々が良く面倒を見てくれたおかげで段々と積極的になり、他の兵士と一緒に遊ぶようになった。

しかし、彼女と一緒に遊んでいた兵士たちは、家主から厳しい罰を受けた。裟羅自身は叱られただけだった。

「規則を守らず、訓練を怠る…そんな無意味なことをさせるために、お前を養子にしたのではない。」

それ以来、裟羅は他人と一定の距離を保つように意識した。周りに溶け込むのではなく、まずは卓越した武術を身に付け、いつの日か、指揮を執ることを常に念頭に置いていた。

雷電将軍の力。天領奉行の手本。そして、当主様の誇りとなる。」

この三つの身分のすべてを、自分よりも優先していた。冷静、そして厳格を兼ね備えた戦士。それが彼女自身だった。

誰も彼女に「もっと自分のことを考えてあげなさい。」と言ってはくれなかったし、裟羅も、そのような心遣いを必要としていなかった。

彼女の使命と地位は、常に養子としての鎖や、異類としての孤独感を伴っていた。

しかし、そのようなことで立ち止まってしまうわけにはいかない。九条裟羅である以上、ここで止まることはできない。彼女は雷神の最も忠実な信奉者であり、最も頭脳明晰な大将である。

 

御建鳴神主尊大御所様像

雷電将軍への崇拝と忠誠心から、多くの商人は雷電将軍に関する工芸品を制作し、販売している。

その中で最も人気があるのは、ご尊顔を象った漆器の人形「御建鳴神主尊大御所様像」だ。裟羅は発売日に早起きし、無事、購入列の先頭に立った。この件は一時期噂になった。

裟羅は、そのような噂に全く反論しなかった。何故なら、彼女の立場から考えれば、敬虔な気持ちでその品を購入したからだ。

将軍に関わる全てのことにおいて、彼女は一度たりとも怠慢な行為をしたことがない。実際、彼女は自ら彫像を購入し、それを安置するための祠も自ら用意した。

彼女はその像を五体安置し、家にいる時は常に掃除をしていた。忙しい時も、職人を手配し手入れをしてもらっていた…

忙し過ぎて友人が少ない裟羅にとって、雷電将軍は単なる神というだけではなく、憧れでもある。

全知全能の将軍は、遠く離れた天守閣の中にいるのではない。知恵、意志、強き心のように、常に彼女を支えている。緻密に作られた神像は、裟羅にそう感じさせた。

彼女はこのような、言葉では上手く表現できない静かな時間を、とても楽しでいた。

 

神の目

神の目を獲得した時、彼女はまだ名前を与えられていなかった。

彼女は元々、穏やかな山の森に住んでいた。いつの日か、悪霊が騒ぎ出し、かつての平和を失った。

天狗の力をもってしても、幼かった彼女は魔物に対抗できなかった。そして、戦いで羽を傷付けられ、崖から落とされた。

高所から落ちた彼女は、傷付いた羽を開くことができず、絶望しながら地面へと落下していった。

「そんなはずはない! 私の力があれば、この山を永遠に守れると思っていたのに…」

翌朝、山の麓を通りかかった住民が、道端で倒れている少女を見つけた。その少女は、取り乱してはいたが、無傷のようであり、なぜそこに横たわっていたのかという謎が深まった。

人々はあまりにも驚きながら、彼女を町に連れて帰り、天領奉行に報告した。

その当時、九条家の当主であった九条孝行は、彼女が手にしていた光るもの、それが幻の「神の目」だということに気が付いた。

幼いながらも神に注目されたこの少女を、孝行は、天から天領奉行に賜った運命の子だと確信した。

彼はその子を養子として迎え、「裟羅」という名を与えた。そして万能の戦士として鍛え、彼女に、将軍に従い、稲妻のために戦うことを求めた。

九条孝行は、名将を育てることができれば、九条家の地位と民望はますます安泰になると考えていた。そしてすべてが思い通り、着実に進んだ。

神の目を手に入れた裟羅は、すぐに頭角を現し、多くの人の期待通りに、若くして天領奉行の将領にまで登りついた。

あの時無傷でいられたのは、神の目のおかげだと裟羅は誰よりもよく理解していた。

神の目の注目を浴びた彼女は、自身の生涯を支える力を与えられたのだ。彼女の全ては、全能の将軍によって存在していると言っても過言ではない。

将軍様のために戦うのであれば…

それは命令ではなく、養父の策でもない。彼女が真に望んでいることなのだ。

 

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