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【原神】フィッシュル ストーリーまとめ

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フィッシュル CV:内田真礼増谷康紀
誕生日 5月27日
所属 冒険者協会
使用武器
神の目
命ノ星座 幻ノ鴉座
自称「断罪の皇女」、オズという漆黒の鴉とともに行動する謎の少女。

 

 

キャラクター詳細

フィッシュルは、異世界「幽夜浄土」からここに流落した「断罪の皇女」である。

彼女は言葉を話す鴉は眷属「オズ」と共に「運命の因果を織り成す糸を観察している」。

理由に関しては、本人もうまく説明できず、オズも話そうとしないため、誰も分からない…フィッシュルは今、冒険者協会で調査員として、日々を送っている。

 

キャラクターストーリー1

冒険者協会の調査員として、フィッシュルの最大の武器はオズである。

「お嬢様、もう私に風魔龍の動向を探らせるのはやめていただけませんか。私では、あやつの前菜にもなれませんよ」

「フン、この断罪の皇女の眷属になったんだから、わたくしのために視力や命を捧げるくらい、当然のことでしょう」

フィッシュルはオズの目に映るものを見ることができ、さらに本気を出せば鴉となり、翼を広げ、大地を見下ろすことだってできる。

望風山地の生態も、奔狼領の騒動の全容も、オズの目を借りれば全て一目瞭然である。

このような特殊能力に加え、少しの努力と不思議なキャラで、フィッシュルは冒険者協会の新星として、みんなに認められている。

なお、14歳で調査員として冒険者協会に入ったのは、フィッシュルの両親の紹介があったからである。

それにしても、フィッシュルが断罪の皇女なら、彼女の両親は断罪の皇帝と断罪の皇后陛下なのだろうか…

 

キャラクターストーリー2

冒険者たちの間に『フィッシュル辞書』という本が流通している。

それは、フィッシュルの言葉を誰でも理解可能な文章に変換できるすごい本である。

例えば、「時間の狭間に響く過去の風が、因果の河の中で忘れ去られた尖塔を吹く」は「風龍遺跡」

「断罪の名を背負いし従者よ、その望みのままに、皇女の偉大なる知恵を受け入れる準備をしなさい」は「調査するから、すぐに結果を出そう」

「歌え! 皇女の祝福を貪る従者どもよ、猛虎のような心で戦場へ行きなさい!」は彼女はすでに調査作業を完了したことを意味する。

そして「全ては、この漆黒の預言者に記された」は冒険者たちの報告を元に、冒険者日誌を書いたという意味だ。

——実は、『フィッシュル辞書』は決められた事を書かれた本ではない。

フィッシュルのことをよく知っている者は彼女の言葉に耳を傾け、その意味を理解しようと努力する。それは彼女を尊重し、認めているからである。

「フン、やはりあなたは分かってくれるのね。さすがわたくしと運命で繋がっている人ね。」

そのまま彼女の機嫌を取る言葉を口にすると、

「皇女は誉め言葉を惜しまないからね…もう少し話して…コホン、誤解しないで、これは新世界の礎と薪柴になるものだから…」

そう照れながら褒めてくれる彼女が見られるかもしれない。

 

キャラクターストーリー3

オズと皇女フィッシュルの関係はただの友人でも主従でもなく、魂と運命を共にする関係である。

彼女らの出会いは「フィッシュル皇女物語・1巻『末日解体概要』」に記されてある。

孤独な皇女が永久黄昏の王族に着いた時、運命を拒む黄昏の王族は抗えない絶望の中で「否定」を選択した。

彼らの「否定」は徹底的なものだった。

彼らは、フィッシュルの幽夜浄土の主である皇女としての高貴なる身分と使命だけでなく、その幽夜浄土を守る責務や皇族の傍系血族として13000年間続いた血統を否定した。そして、人間としての矜持をも否定した彼らは、愚鈍で凶暴な獣に成り下がった。

黄昏の宮殿の中で、獣たちが引き裂かれ、皇女の高潔な血がパールのように古き紋章の上に滴る。

その瞬間、夜が訪れるように黒い翼が彼女の囚われていた絶望を引き裂き、負傷した皇女を守った。

高潔なる血の掟に従い、鴉の王オズヴァルド・ラフナヴィネスは孤独な皇女の傍らで、彼女に永遠の忠誠を誓った…

 

キャラクターストーリー4

このような物語がある。昔々、遠いところに幼い女の子がいた。

女の子の父と母は忙しい冒険者である。彼女は幼い頃から図書館で本を読んでは、本の中で千の宇宙を跨ってきた。

幽夜浄土の主となって、聖裁の雷を下す皇族の娘となって、漆黒の鴉と運命を共にする親友となって…

……

「■■、今日は何の本を読んだのかい?」珍しく、冒険の途中に帰ってきた父と母は女の子にそう聞いた。

そして、女の子は好きな小説の話を両親に教える。

「…それで彼はそう言った。フィッシュル・ヴォン・ルフシュロス・ナフィードット、お前は断罪の皇女、私の自慢の娘だ。何があっても崇高な夢を諦めてはならない。」

「ああ、いい話だ。■■が気に入ったなら、これからは君を『フィッシュル』と呼ぼう。」父は笑いながら彼女の頭を撫でた。

「フィッシュルは皇女で、俺の自慢の娘だからな、何があっても崇高な夢を諦めてはならないぞ」

優しくて暖かい言葉は、彼女の心を灯した。

しかし、忙しい両親との暖かい時間はいつも長くない。

小説と妄想に夢中になりすぎたせいで、周りに馴染むことができなくなった彼女は、寂しくて辛いときにいつも自分にこう聞かせる。

「わたくしはフィッシュル、すごい皇女なのよ。パパもママもそう認めたわ…」

「何があっても崇高な夢を諦めてはならない…だってこれは全て皇女に対する試練なんだから。」

 

キャラクターストーリー5

『フィッシュル皇女物語』の宇宙が、最後エントロピーの影響で滅びたように、あの妄想に浸かっていた女の子も成長した。

14歳の誕生日の日、彼女を理解しようとしない子供たちは、いつものように彼女をからかった。

これは高貴なる皇女に対する小さな試練に過ぎない。きっと両親は分かってくれると彼女は思った。

皇女は何があっても、崇高な夢を諦めてはならない。

そして両親の元に戻り、労いの言葉を期待した彼女が聞いたのは暖かくて悲しい言葉であった。

「ああ、■■、あなたはもう14歳よ。いい加減子供の妄想は卒業して…」

よく知っている声は、まるで細い剣のように少女の胸を突き刺した。

その日の夜、いつもの図書館に隠れた彼女は異様な視線を感じ、この世にいないはずの翼の音を聞いた。

泣き腫らした目は、この世のものでない鴉の目と合った。

その後の話はまた別の物語である…

フィッシュルはこの話があまり好きではない。この話を思い出す度に窒息するような痛み、噛みつくような孤独を感じる。

いつかこの話は誰かの手によって書かれるかもしれない。しかし、それはあくまでも■■の話で、フィッシュルとは何の関係もない。

皇女の名はたった一つ、それは皇女。

簡単で完璧な理論を心に刻む。皇女の崇高さに、ほんの少し他人からの優しさが加われば、彼女は無敵だ。

それに、今の皇女フィッシュルはオズだけでなく、同じく別世界から来た旅人とも巡り合ったのだから…

 

『フィッシュル皇女物語・極夜幻想メドレー』

『フィッシュル皇女物語』小説シリーズのおまけとして発行された設定集。

発行数が極少のため、原作のファンの間ではいくら出しても買えない珍品とされている。

この作品は美術設定が華麗ではあるが、世界観の設定は非常に暗い。

すべての光明と美しいものは、不可逆なエントロピーの増大により破損と毀滅へと変わっていく。そして、宇宙の終点は皇女の未来の国土——すべての幻想に終焉をもたらす「幽夜浄土」だ。

これが宇宙の運命、あらゆる世界の運命、あらゆる者の運命。

皇女と彼女の忠実な友「昼夜を断ち切る黒鴉オズ」——オズヴァルド・ラフナヴィネスの運命は、夢を糧とする「世界の獣」を射落とすことだ。

最後の最後に、因果の終結の地に集まってきた魂に祈りを捧げ、あらゆる美しい思い出と道徳を心臓に残し、聖裁の雷ですべての醜悪なものを焼き払う。

皇女は自分の心を焼き壊した。不朽なる輝きと共に新たな宇宙が誕生する。

終焉を迎える前に、皇女は数々の宇宙を行き渡り、一千万以上の異なる景色を見ることになる。

そのため、発展が少し遅い世界で、冒険者協会の調査員を務めるのも…原作に忠実であるし、皇女の巡礼の一エピソードである。

いずれ皇女は分かってくる。命の一分一秒を、そしてささやかなことでも大切にしなければならないことを。

それは、皇女の極夜幻想メドレーが無数のエピソードによって、できているためである。

 

神の目

はたしてオズは、フィッシュルの潜在能力にしか存在しない「妄想の友達」なのか?

その件に関しては、皇族の王器「深い色をした幽邃な秘珠」——つまりフィッシュルの「神の目」から説明しなければならない。

彼女の願いが認められた時、鴉オズと「神の目」が同時に彼女の目の前に現れた。

あの日の晩餐の時、オズとフィッシュルの親が意気投合した。

「幽夜の皇帝と皇后様、この夜の王の僭越な行動をお許しください。だが、お宅の豆は実に美味しいです。」

「好きならもっと食べて。■■ちゃんが十四才になって、初めて家に連れてきた友達だから。本当に貴重よ」

「な、なにを! わたくし…この皇女に一般人の友達はいらないから!」

——物事の事情は以上だった。

結果から見れば、断罪の皇女の父と母にもオズが見える。オズを皇女の最初の友達だと思っている。

そして、「呪いに見舞われた冒険者」、「異世界の来訪者」や「変わってる精霊風の非常食」……

彼らが皇女の新しい友達になるのがその後の出来事だ。

 

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