この記事はmiHoYoから発売された「原神」のレビュー・評価です。
良い所
アニメ調の美しいグラフィック
アニメ調のキャラクターとオープンワールドの広大な世界が織り成す
幻想世界「テイワット」
とにかく綺麗で景色に見とれます。意味もなく高い場所に登ったり、滑空して遠くまで飛びながら周辺を眺めたり、水の中を泳いだり、空飛ぶ鳥を撃ち落とし、猪を狩り、ヒルチャールを爆殺したり、敵を水の中に突き落としたり、寝てる所を奇襲したり、朝昼夕夜、時間と共に変化する景色はとても美しいです。
魅力的なキャラクター達
原神に登場するキャラは、それぞれの立ち位置・立場があり、物語の序盤から複雑な状況を垣間見ることになります。空（蛍）&パイモンはプレイヤーと同じ目線（まだ何も知らない状況）に立ち、多くの登場人物に出会います。
イベントでキャラを丁寧に掘り下げ、好感度で開示されるキャラの過去と神の目を持つ理由を知ることができる。
モブにも個性あり
シナリオやイベントで時折登場するモブキャラクター達。本来なら名前など設定されていない場合が多い、名前が用意されても役割が用意されていない、など。原神では世界観の掘り下げに一役買う。
元素反応が楽しい
属性の組み合わせによる戦況の変化。炎元素と水元素で「蒸発反応」の追加ダメージを与えたり、雷元素と氷元素で「超電導」で敵の防御力を下げる効果など、戦闘に影響を与え、強敵相手にでも対等に戦えるようになる。
悪い点
戦闘「易しい」育成「ハード」
本作の戦闘はヒット＆アウェイが基本であり、レベル・武器強化・聖遺物・命ノ星座・天賦と、プレイヤー側が強化できる項目は多く存在し、どれも恩恵が大きい。ステータスを強化・補助・回復できるアイテムも数多く、基本的に戦闘で詰むことはありません。
問題は育成要素。原神は、レベル上げに数多くのアイテムとモラ(ゲーム内通貨)を消費する。無課金で遊んでいる人は特に苦労すると思います。天然樹脂の回復も遅く、育成面に関しては終わりが見えない。育成に時間を掛けたくない人は向いていないかもしれません。
スタミナによる制限
ダッシュする、壁をよじ登る、滑空する、泳ぐ、戦闘時など、ありとあらゆる場所で影響するスタミナ。
スタミナが切れると、走れなくなる・登れなくなり、登攀中に落下・滑降中に落下・水の中で溺れる・戦闘中だと隙ができる、思った通りに動かずにイライラする場面が増えることも。特に序盤は苦労する事が多い。
カメラが不便
ログインする度に「カメラ感度」が初期化している(PS4版のみ？)ため、オプションを開いて設定し直す必要がある。
祈願(ガチャ)が渋い
命ノ星座を活用するには同じキャラを6体引き当てる必要がある。無くても詰むことはないが、キャラの性能を最大限に活かすことはできない。
総評
グラフィックは良く、原神という世界を丁寧に作られている。キャラクターが立ち、続きが気になると思わせてくれるRPGとして非常に魅力的な反面、作品がアップデートを繰り返してようやく完成する未完成作品であり、アクション性が高いとは言い難い、殆どの時間を育成に費やすことになる。しかし、基本無料でこれほどのクオリティを楽しめるRPGは非常に良し！ RPGが好きならおすすめしたい作品。
| タイトル | 原神 |
|---|---|
| ジャンル | オープンワールド・アクションRPG |
| 発売日 | 2020/9/28 |
| 対応機種 | PC(Steam).iOS/Android PlayStation4.NintendoSwitch(未定) |
| 公式サイト | https://genshin.mihoyo.com/ja/home |
| 販売元 | miHoYo |
| 開発元 | miHoYo |
| 価格 | 基本プレイ無料(アイテム課金あり) |
| エンジン | Unity |
